装置交換/部品交換CHANGE

装置交換・部品交換のご案内

ドアの設置環境や開閉頻度により異なりますが、自動ドアの駆動装置や構成部品には寿命があるため、交換が必要です。良好な状態で自動ドアをお使いいただくためには定期的な装置交換・部品交換をおすすめいたします。

装置交換・部品交換のめやす

次のような場合には装置交換・部品交換をおすすめいたします。

CASE
01

時々開いたまま閉まらない

原因

コントローラーおよびモーター本体、起動センサー、補助光電センサーの老朽化

CASE
02

扉がハンガーレールからはずれてしまう

原因

吊車や踊り止め、ハンガーレールの摩耗

CASE
03

モーターからの異音や開閉時のガタつき

原因

モーター本体の老朽化、ハンガーレールの摩耗

CASE
04

作動中にキーキーとこすれる音がする

原因

振れ止めの摩耗

CASE
05

扉が(時々)開かない・センサーの反応が悪い

原因

起動センサーの老朽化、電気錠の老朽化

CASE
06

タッチスイッチを押しても開かない

原因

タッチスイッチの老朽化・電池切れ

CASE
07

作動中にキュルキュルとこすれる音がする

原因

ベルトの伸びやゆるみ、劣化

CASE
08

自動ドアの設置から10年以上経過

原因

自動ドアの駆動装置全体の老朽化

※オプション機器となります。

部品ごとの交換推奨時期

自動ドアの標準的な交換推奨時期は次のとおりです。

部品名 交換のめやす
耐用年数
モーター 7~10年
従動プーリー 8~10年
ベルト(歯付きベルト) 4~6年
吊車 4~6年
ハンガーレール 7~10年
制御装置(コントローラー) 8~10年
電源スイッチ 7~10年
起動センサー 5~8年
タッチスイッチ 7年(電池交換の目安は2年)
補助光電センサー 5~8年
電気錠 7~10年
  • ※耐用年数は、周囲環境や使用状況などにより異なります。
  • ※耐用年数は、部品寿命を保証するものではありません。
  • ※起動センサーおよびタッチスイッチの耐用年数は、センサーメーカー参考の耐用年数となります。
  • ※塩害や高温、多湿、粉塵、腐食性ガスなどの設置環境下では、交換周期より早く部品に破損が生ずる場合があります。
  • ※自動ドアの装置交換・部品交換が必要な場合は、弊社の専門知識と技能を有する専門のサービスマンが訪問して交換させていただきます。
    思わぬケガをする恐れがありますので、お客さまご自身で自動ドアの点検カバーを開けないでください。
  • ※タッチスイッチと電気錠はオプション機器となります。
  • ※上記以外の装置交換・部品交換についての詳しい内容はお問い合わせフォームからお問い合わせいただくか、お近くの扶桑電機工業の各拠点、または販売代理店までお問い合わせください。

用語の説明

用語の説明
部品名 役割
モーター 自動ドア装置を開閉させる駆動源です。
従動プーリー ベルト(歯付きベルト)を介してモーターと従動し、動力をドアに伝達します。
ベルト(歯付きベルト) モーターからの力を扉に伝達します。
吊車 扉を懸架している戸車部です。
ハンガーレール 吊車が走行するレール部です。
制御装置(コントローラー) 扉の開閉の制御を行い、モーターに駆動指令を出します。
電源スイッチ 自動ドア装置の電源をON/OFFします。メンテナンス用スイッチとも呼ばれます。
起動センサー 人や物などを検出し、制御装置(コントローラー)に作動信号を送ります。
タッチスイッチ 人または物が接触することにより作動信号を送るセンサーです。
補助光電センサー 起動センサーでは検出しにくい扉の走行部分の人や物を、光線を遮ることにより検出し、扉が閉まらないよう作動信号を制御装置(コントローラー)に送ります。
電気錠 電気的に施解錠をする機構を組み込んだ自動ドア専用の錠前です。
オートロックシステムなどに使用されます。
無目 自動ドア装置などが収まる水平の部材です。
扉(ドア) 自動で開閉する扉(ドア)の部分です。
FIX 固定されており開閉しない健具の部分です。
方立 開口部分とFIXの間にある柱のことです。
たて枠 枠を構成する部材で、垂直の枠のことです。
ガイドレール 床面に設置され、扉(ドア)の振れを抑制するための振れ止めが入る溝を有したレールです。
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